インゼルの注目馬2021は!?
今回は一口馬主から、「2021年度インゼルサラブレッドクラブ募集馬を評価【50口編】」したので紹介します。
↓コンシダレイト20募集再開↓
●インゼルサラブレッドクラブ2021評価【50口編】
①フリーティングスピリットの2020【牡】
生年月日:2020年2月15日
父:キタサンブラック
生産牧場(育成牧場):ノーザンファーム
募集価格:1億2500万円(250万円/50口)
評価:セレクトセール2020にて税込1億2100万円で落札。母は16戦5勝(GⅠ:1勝、GⅡ:2勝、GⅢ:1勝)と短距離戦線で活躍し、2009年に「カルティエ賞最優秀スプリンター」を受賞。母15歳時に本馬誕生。半兄に中央4勝のミッキースピリット(短距離中心)がいる。
父は今年産駒がデビューしたキタサンブラック(2019年度種付け料:400万円)。
血統では、 Lyphardの5×5(6.25%)クロス。母父Invincible Spiritは短距離で活躍し、母父としての代表馬にはタガノヴェリテ(中央OPクラス)やマラードザレコード(中央3勝クラス)がいる。
募集価格だけを見ると他の募集馬より高く感じるが、セレクトセールの落札価格からほぼ上乗せなし(+400万円)と考えると、悪くない価格帯ともいえる。
母と母父はスプリンターだが、父の初年度産駒は中距離以上(1800m以上)で活躍しており、適正距離が読みづらい可能性あり。
②コンシダレイトの2020【牡】
生年月日:2020年2月19日
母父:Dansili
生産牧場:Haras d'Etreham
育成牧場:三嶋牧場
募集価格:5000万円(100万円/50口)
評価:母はエネイブルの半姉。母10歳時に本馬誕生。父はエネイブルを輩出したNathaniel(2019年度種付け料:25000ポンド)。
血統をみると、本馬はエネイブルの3/4同配合。Sadler's Wellsの3×3、Northern Dancerの4×4×5、Nearcticの5×5×5、イルドブルボンの5×5クロス。
父Nathanielやエネイブルに似た場合は、中距離で活躍しそう。
個人的に、日本の馬場ではSadler's Wellsの3×3クロスは重たい。日本の馬場に合うかが鍵。
↓500口募集・NF産↓
③ブラッサムドの2020【牝】
生年月日:2020年4月2日
父:Justify
生産牧場:Coolmore・Ashford Stud
育成牧場:三嶋牧場
募集価格:8000万円(160万円/50口)
評価:母17歳時に本馬誕生。父はアメリカ三冠馬Justify(2019年度種付け料:15万ドル)。母父はDeputy Ministerだが、母父としてはカネヒキリやサングレーザー、ミスターメロディといった代表馬がいる。
セレクトセール2021では、Justify産駒のジペッサの2020が2億円、カレドニアロードの2021が1億3500万円でそれぞれ落札されるなど話題性あり。
血統をみると、Deputy Ministerの5×2(28.13%)、Yarnの5×5(6.25%)、Preachの5×5(6.25%)のクロスと癖が強い。
母が高齢であること、クロスが強すぎることが気になる。クールモア生産馬に出資できるところがインゼルの特徴であり、見逃せない一頭。
④ラルクの2020【牝】
生年月日:2020年3月3日
父:Frankel
母父:ディープインパクト
生産牧場:Kiefers Co.Ltd
育成牧場:ノーザンファーム
募集価格:5000万円(100万円/50口)
評価:母はキーファーズ所有馬(中央2勝クラス)で半妹にラッキーライラックがいる。母7歳時に本馬誕生。父は欧州の大種牡馬であるGalileoの後継種牡馬最有力候補であるFrankel(2019年度種付け料:17万5千ポンド)。
血統では、 Northern Dancerの4×5(9.38%)クロス。日本でのFrankel産駒は、GⅠ馬3頭(モズアスコット/ソウルスターリング/グレナディアガーズ)を輩出。父Frankel×母父ディープはロマンがある。
育成牧場がノーザンファームであることは心強い。世界的に牝馬全盛期の時代のため、面白そうな存在。初仔のため、馬体に注目。
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