ディープインパクト産駒vsハーツクライ産駒!? コントレイルにとって2400mは長い!?
今週は、ホースマンの夢である牡馬クラシック第2弾、3歳最強馬を決めるGⅠ「日本ダービー(東京優駿)」が行われます。無敗の皐月賞馬コントレイルや、雪辱を誓うサリオス、弥生賞で父のまくりを彷彿させたサトノフラッグなど、ハイレベルなメンバーとなっています。 そこで今回は、馬券予想も兼ねて「日本ダービー(東京優駿)2020出走予定馬の血統診断」をします。
※個人的な見解です
●枠別成績【過去10年】
1枠:【4-2-1-13】
2枠:【1-1-2-15】
3枠:【1-0-0-19】
4枠:【0-2-3-14】
5枠:【1-1-1-17】
6枠:【1-3-1-14】
7枠:【1-1-1-27】
8枠:【1-0-1-27】
●日本ダービー2020の主な出走予定馬の血統診断
・コントレイル
血統分析:祖母はBCジュベナイルフィリーズ勝ち馬。半兄は3勝クラスのバーンフライ。母系にマンノウォー系が入るディープインパクト産駒は2年連続連対中で、スピード能力の高さはトップクラス。
・サリオス
父:ハーツクライ
血統分析:母はドイツオークス勝ち馬。半姉にはサラキアがいる。母父はデインドリーム(凱旋門賞勝ち馬)の父であり、血統的には距離は延びて良いタイプ。
・サトノフラッグ
血統分析:母はアルゼンチンオークス、1000ギニーの牝馬2冠馬。近親にはGⅠウイナー多数。ディープインパクト×アルゼンチン牝馬は2016年にワンツーを決めている。
・ワーケア
父:ハーツクライ
血統分析:母はGⅡイギリスオークス勝ち馬。末脚の持久力に優れた中長距離馬といえる。堅実な末脚で3着までは届きそう。
・サトノインプレッサ
血統分析:母は欧州マイルGⅠ3勝馬。スピード能力は高いがやはり距離が長い印象。上位に食い込むには枠やペースといった条件が必要。
・アルジャンナ
血統分析:母は重賞3勝馬。母系にTiznowが入っている父の産駒はコントレイルとこの馬。血統的にはどちらかというとパワータイプであり、2000m位がベストでこの距離は厳しいか。
●コメント(馬券予想)
今年の印象として、上位人気しそうな馬がディープインパクト産駒とハーツクライ産駒に別れています。とある番組で矢作調教師がコントレイルの距離適性について「2400mは向いていない。マイルから2000mだと思う。ただ、そこ(ダービー)までなんとか距離を持たせるように調教して能力の高さで克服する。」とコメントしていました。個人的には上位3頭(コントレイル、サリオス、サトノフラッグ)は抜けていると思いますが、まずは枠順と調教(特にサリオス)をみてから最終的な判断をしたいと思います。