地方所属馬のまま桜花賞に挑戦した競走馬はいる!? 風の向こうへ駆けた地方所属馬!?
今回は競馬から、春のクラシックGⅠである「桜花賞に挑んだ地方馬(元地方馬)」を紹介します。
●桜花賞に挑んだ地方馬
・ライデンリーダー
笠松競馬所属。主戦騎手は名手安藤勝己。デビューから無敗の10連勝を達成し、桜花賞のトライアル競走・報知杯4歳牝馬特別では2着馬に3馬身半の差をつけて勝利し11連勝。地方所属馬として初のクラシック出走となった桜花賞では単勝オッズ1.7倍という圧倒的な1番人気に推されたが、13着と大敗。
・エミーズスマイル
船橋競馬所属(元道営ホッカイドウ所属)。ジュニアグランプリで芝適性を見出だすと、当時大井所属の名手内田博幸騎手を背に、地方所属のまま中央へ挑戦。寒竹賞を勝利後、桜花賞のトライアル競走アネモネSにも勝利し、見事桜花賞への切符を掴む。桜花賞では5番人気に支持されたが15着大敗。
●桜花賞に挑んだ主な元地方馬
・オグリローマン
半兄オグリキャップと同じく笠松競馬でデビュー。ジュニアGP1着後中央へ移籍。桜花賞では武豊を背に1着。ウイニングラン中に、スタンドからオグリコールが沸き起こった。
・アローキャリー
道営ホッカイドウ競馬でデビュー。すずらん賞3着後中央へ移籍し、阪神JF2着と結果を残す。桜花賞では13番人気ながらも1着。
・ユキノビジン
岩手競馬でデビュー。南部駒賞5着後中央へ移籍。クロッカスS1着となり、次の桜花賞ではベガとタイム差なしの2着。続けて優駿牝馬でも、ベガに続く2着。
●桜花賞に挑めなかった主な地方馬
・ラブミーチャン
笠松競馬所属。地方所属馬ながら兵庫JG(GⅡ)、全日本2歳優駿(GⅠ)を含む破竹の6連勝。桜花賞のトライアル競走フィリーズレビューへと駒を進めるも12着大敗。桜花賞に挑戦することが出来なかった。